2005年09月27日

経営理念&ビジョンとは?

事業計画には各種事項が記載されている。(具体的には、参入する市場(ターゲット市場)、製品コンセプト、サービスコンセプト、販売線戦略などが記載されている。)

それらの記載事項は、一つの流れに沿って記載されるかどうかは非常に重要な要素となる。

企業戦略を論じるとき以外にないがしろにされることが多いのが、「経営理念」・「ビジョン」についてである。

「経営理念」とは・・・一般的に企業の存在する意義を示したもの。一般的に普遍なもの。
「ビジョン」とは・・・経営理念に基づき、企業が中長期的に目指す姿を示したもの。
           時代、外部環境により変革していくことがある。

事業計画に記載されている事項が一つの流れに沿って記載されるかどうかが非常に重要な要素となるとの冒頭の理由を下記に述べる。
続きを読む前にクリック願います。(ランキングが私のインセンティブとなります)



まず、「一つの流れに沿って記載されている」とは、「経営理念・ビジョンに沿って記載されている」ことを意味する。
事業計画に記載されている「販売戦略」がビジョンと異なったものであった場合何が起きるかというと、従業員や顧客に違和感を与えるような現象がおきる。

具体的には、以下のケースで説明してみる。

A社の乙君がXさんに対してあるサービスを提供し対価を得ていた。その際、Xさんは大変乙君の対応に満足していた。しかし、乙君が転勤により甲君が後任としてXさんに対して同じサービスを提供するようになったが、Xさんは甲君への対応に不満を示し取引解消となってしまった。その結果、B君は新任地での仕事に対するモチベーションが落ちてしまった。

天空の神様が見ていた、A君とB君の仕事ぶりは下記のようなものであった。
A君は、当社ビジョンの「適正なサービスで最適な満足を顧客に提供する」を過大解釈し、若干過剰とも思えるサービスを提供し顧客の満足を得ていた。
B君は、当社のビジョンに基づき、適正なサービスで最適な満足を提供することで顧客の信頼を築いてきた実績をもつが、Xさんには不満をあらわにされA社との取引解消にまで至ってしまった。

以上を踏まえると、A君は「ビジョン」をきちんと遂行せずに過剰サービスにより最適な顧客満足を得ていた。B君はビジョンの遂行を心がけ効率的に行動していたと見ることができる。
ビジョンを徹底しないと、社内の社員がばらばらな行動基準で勤務し、顧客にもバラバラな印象を与えかけないのである。
(ケースにおいてB君は上司からの評価が落ちてしまったとしたらかなり最悪である。)

結論を述べると、経営理念・ビジョンと異なる戦略を立案した場合には、その戦略がいかに優れていてもその徹底が困難と判断せざる得ない。
なぜか?
それは先にも述べたとおり社員がバラバラに行動する起因となるビジョンと行動の不一致について、わざわざ戦略立案していることを意味しているからである。
事業計画書を作成した場合には、記載事項が「経営理念」・「ビジョン」に沿って記載されている」ことを再度確認していただきたい。

posted by 診断士&具申士 at 22:34| 企業経営理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。