損益分岐点売上分析に欠かせない「損益分岐点グラフ」は非常に良くできたグラフであると感じることも多いのですが、逆に”片は落ち”と感じることもしばしばです。
なぜそう感じるのか?お分かりの方いらっしゃいますか?
損益分岐点分析の基礎になる数値は、「売上高」・「固定費」・「変動費」です。
そして、その基本数値を用いて、損益分岐点売上高を算出するわけです。
その分析結果としてよく言われるコメントがこうだ!
「売上高○○○百万円が損益分岐点売上です。利益を○○百万円だすには○○○百万円の売上が必要ですよ」
??。上記のコメントは正しいのでしょうか????。
言っていることは理論的には正しいのですが、”実際”に正しいのでしょうか?。
その答えは以下の通りです。←”片は落ちの理由です”
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【結論】
正しい場合と、正しくない場合がある。←極端な話、”たまたま”正しい場合もあるのです。
【理由】
@現状の固定費(主に人員、設備の規模により発生する費用)での売上高の限界値を把握し、その売上高限界値の範囲内に目標売上高がある場合は正しい場合といえる。
A限界売上高の範囲外に目標売上高がある場合は、まさに”机上論”。企業の実態を無視した目標数値となっているため、当然このケースが、正しくない場合といえるのである。
では、なぜ勘違い起こす人がいるのか?
簡単にいいますと、企業が「”現状”保有する資源(人・モノ・金等)」で達成できる売上高には限界があるのです。
(損益分岐点分析で描かれているグラフは無限に右肩上がりと錯覚する図となっているケースが多いので、売上高に限界があることをイメージ的に理解しにくい。)
つまり、現状の経営資源で達成できる売上を把握していなければ、ともするとそもそも達成が不可能な売り上げ目標を提示しているかもしていないのです。
従って、損益分岐点売上分析のグラフに書かれる売上高線はある点から横ばい(水平)になる図が的確と考えます。
そうそのような図を描くようにすれば、勘違いは起きにくくなり”机上論”と”実務”が結びついた的確なグラフとなるといえないでしょうか?


